「猫背で姿勢が悪いって言われるけど、自宅で直す方法ってないかな…」
そんなお悩みをかかえていませんか?
猫背は見た目が悪い以上に、体に大きな負担をかけていることから引き起こされる疾患や病気へのリスクが大きく、意識的に改善していく必要があります。
今回は、猫背を矯正する具体的な方法について、詳しくご説明していきます。
猫背をしっかり改善して、正しい姿勢で毎日を健康的に過ごしましょう。
目次
猫背の原因とは?
まずは、猫背になってしまう原因を解説していきます。
当てはまる項目はありませんか?
筋肉不足
現代人に多い筋肉不足は、猫背になってしまう直接的な原因です。
腹筋や背筋、体幹などのインナーマッスルが加齢や運動不足によって衰えると、正しい姿勢を保つことができないので、猫背になります。
普段から体を動かす習慣がないのに加え、姿勢が悪いまま過ごしていると、適切に筋肉が使われないので、筋力は低下する一方です。
下半身の筋肉は歩く、走るなどで使うことがありますが、上半身の筋肉は意識的に使うようにしないと鍛えにくいので、そうした点も関係しているでしょう。
長時間のデスクワーク
現代病のひとつとも言われる、長時間のデスクワークも、間違いなく猫背を引き起こす原因です。
1日中パソコンの前に座っていると、画面をしっかり見るために頭が前に突き出てきて、どうしても背中が丸くなってきてしまいます。
整体学的な視点から分析すると、座っている時の重心のとり方と、腹筋の筋力が弱いという条件が重なることでも、猫背の姿勢になりやすいようです。
スマホの見過ぎ
デスクワークとともに多いのが、スマホの使いすぎです。
現在は1日合計3時間前後もの時間をスマホを使って過ごしている、と言われています。
スマホを手で持って見ているときには、どうしても画面を覗き込むように首が前に出てきます。
そして、その負担を分散させるようにして、肩から背中にかけて丸くなってしまうのです。
猫背のデメリット
悪い姿勢の代表でもある猫背ですが、そのデメリットを詳しくみていきましょう。
肩こりになりやすい
猫背になると、首や肩にかけての負担が増えて肩こりを誘発します。
首が前に出ると、背骨から続くようにして緩やかなS字であるはずの首の骨が、伸びてきて直線的になります。
すると、頭の重みを支えるために首や肩周りの筋肉により負担がかかり、結果肩こりや首のこりが起きるのです。
すでに毎日のように肩こりに悩まされている、という場合も猫背が原因の可能性が高いです。
腰が痛くなりやすい
猫背は、腰痛にも繋がります。
正しい姿勢でいる間は、筋肉が疲れにくいように体自身が自然とコントロールしてくれるので、疲労回復がスムーズです。
しかし、猫背の場合、体のバランスが悪く無駄に腰回りの筋肉を使うことになるので、過剰疲労から筋力の低下を招き、腰の痛みとなってしまうのです。
また、猫背が続いて背骨のすぐ近くを走る自律神経にも影響を及ぼすことも、腰痛の原因の1つとされています。
不健康な人に見える
猫背のデメリットは、何よりも見た目が悪いというところでしょう。
背中が丸いというだけで、不健康で弱々しく、自信がない印象に見られてしまいます。
背筋がしゃきっと伸びている人を見ると、素敵な人という好印象を持ちませんか。
猫背はその真逆ですので、初対面や遠くから見た印象も良くありません。
猫背を矯正するストレッチ
猫背を矯正するためには、日常生活における対策が欠かせません。
まずは、自宅でできるセルフストレッチをご紹介します。
毎日の習慣にすることで、癖になっている猫背の矯正が効率良く行えるので、ぜひ取り入れてみてください。
背中伸ばしストレッチ
普段丸くなっている背中を伸ばすストレッチです。
凝り固まっている背骨や背筋などの筋肉をゆるめ、正しい姿勢を取りやすくする効果があります。
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STEP1仰向けになってひざをかかえる
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STEP2背中を丸めて10秒ほどキープする
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STEP3仰向けに戻って動作を10回ほど繰り返す
ストレッチポールストレッチ
ストレッチポールは、ストレッチをサポートしてくれる道具です。
床に置いて使うだけで、伸ばしにくい部分にも簡単にアプローチできます。
緊張している背中や腰の筋肉を気持ちよく緩めることで、リラックス効果が得られます。
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STEP1ストレッチポールを置いて、上に寝転ぶ
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STEP2肩をリラックスさせ、手とひじを床につけたまま肩のラインまで上げる
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STEP3胸を開き、4〜5回深呼吸をする
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STEP4肩をポールにしずめひじを軽く曲げて、手のひらを床につける
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STEP5小さく円を描くように手を動かす
肩甲骨をほぐすストレッチ
猫背は、胸を覆うように肩甲骨が被さっている状態です。
肩甲骨をぐっと寄せるこちらのストレッチで、丸まった背中をまっすぐにし、正しい姿勢へ導きます。
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STEP1手を後ろで組んで、思い切り後ろに引く
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STEP2肩甲骨を寄せて、頭を倒し天井を見あげる
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STEP3息を吐って吐きながら3秒カウントする
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STEP4ゆっくりと背中を元に戻し、1セット4〜5回を目安に繰り返す
1日20セットを目安に行うのが良いそうです。
お腹のストレッチ
猫背の場合、背中は丸く、お腹は縮まっています。
そのため、大きくバンザイをしてお腹側を伸ばしてあげるこちらのストレッチも効果的です。
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STEP1大きめのタオルを2枚丸める
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STEP2タオルを背中の一番丸まっている場所に当てるようにして仰向けになる
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STEP3手をバンザイの状態にして、姿勢を1〜3分キープ
先ほどご紹介したストレッチポールを用いてもやりやすいでしょう。
自宅で使える猫背矯正グッズ
ストレッチの効果を持続させるために、猫背の矯正グッズをおすすめします。
普段生活しているときの姿勢から改善できるので、短期間でのスムーズな矯正が見込めます。
また、忙しい方やストレッチが面倒な方でも取り入れやすいでしょう。
クリスチャンココ
楽天ランキングで3部門1位獲得のクリスチャンココは、ただ押さえつけるのではなく、最適な加圧で骨盤をケアしてくれます。骨盤から全身のバランスを整え理想のスタイルへとあなたを導きます。本気で骨盤ケアをしたい方に最もおすすめのグッズです。
グラマラスパッツ
グラマラスパッツはお腹から下半身全体をサポートする加圧レギンスで、骨盤矯正をフルサポートしてくれる、頼れるインナーです。日々の生活でいつでも骨盤ケアをしたい方におすすめできます。
猫背矯正ベルト
猫背の矯正ベルトは、写真のように肩甲骨周りに装着するベルトです。
丸まってしまう肩を後ろで引き寄せて胸を開き、背中をまっすぐしやすくする効果があります。
薄い生地で作られているタイプなら、上から洋服を着ても違和感がないので日常使いにぴったりです。
サイズや太さなどバリエーションがあるので、適切なものを選びましょう。
猫背矯正椅子
猫背矯正椅子や、椅子に取り付ける骨盤矯正グッズも効果的です。
このグッズに座るだけで、腰の部分から正しい座り方ができ、自然と背筋が伸びていきます。
これなら座るだけなので、誰でも気軽に取り入れられるでしょう。
椅子に座っている時間が長いデスクワークの方などに特におすすめです。
ネックピロー
スマホの見すぎなどで首の自然なカーブが失われると、寝るときの姿勢も不自然になりがちです。
気をつけていないとと首の疲労が取れないままで、首や肩こりを悪化させてしまうことになります。
そこで役立つのがネックピローです。
ネックピローを用いることで、背骨から首にかけての骨のラインを適切に保つことができ、寝ている間にきちんと首を休ませることができます。
タオルなどでも代用できますが、形が不安定なのでストレートネック用などのネックピローがおすすめです。
猫背 矯正 まとめ
猫背は見た目が悪いだけでなく、肩こりや腰痛の原因となります。
ストレッチや矯正グッズを上手に取り入れて、効率的に猫背を改善していきましょう。
まっすぐ伸びたきれいな背中を手に入れて、快適な毎日を送りましょう!