「座り方が原因で腰痛になっているのかもしれない…」
あなたは今、そうお考えではありませんか?
接骨院に行くのは、時間もお金もかかる。
座り方を改善するだけで腰痛まで治るなら、理想的ですよね。
実は、慢性的な腰痛は、座るときの姿勢の悪さもかなり大きな原因になっています。
よって、座り方の改善で、腰痛も緩和されるのです。
今回は、腰痛改善に効果的な座り方や、腰痛改善のためのストレッチを紹介します。
また、姿勢を良くすることは、腰痛の原因を取り除くということです。つまり、今後腰痛に悩まされる心配もなくなります。
姿勢が良くなる座り方を身につけて、腰痛の悩みから解放されましょう!
目次
横座りとは?
横座りとは、上のイラストのような座り方です。
正座から、両足を左右のどちらか一方に流した状態のことを言います。
正座と比べて足がしびれにくく、女性が床に直接座るときによく見られる座位の一つです。
横座りによる骨盤の歪みは腰痛の原因に!
横座りは、足を片方だけに流しているため、体が左右どちらかに傾いてしまいやすい姿勢です。
そして、姿勢が傾いていると、骨盤も同じように傾き、歪みが慢性化していきます。
骨盤が歪んでいると言われる状態になると、体の傾きを元に戻すために、背骨の一部である腰椎が、本来とは違うカーブを描くことになってしまうのです。
結果として、体重の約8割を占める上半身の重みを支えるという機能を、腰椎が果たしきれなくなり、腰に過度な負担がかかるため、腰痛が引き起こされます。
このようにして、横座りは腰痛の原因となっています。
腰痛改善のための座り方
まっすぐ立っているときの姿勢が、人間の体にとって最も負担が少ない姿勢の一つです。
座っているときも、骨盤から背骨にかけてを立っているときと同じ状態にすることで、腰の負担を軽減し、腰痛を防ぐことができます。
このときに大切なのは、
- 骨盤を地面に対して水平にする
- 腰椎を骨盤の上に乗せる
の2点です。
この2点を守るためには、骨盤を立てることを意識しなくてはいけません。
床に直接座るときと、椅子を使用するとき、それぞれについて説明します。
床に座る場合
床の上に直接座る場合、最も腰への負担が少ない座り方は、正座です。
正座をすれば、勝手に骨盤が立った姿勢になってくれます。
両足共に地面に対して平行になっているため骨盤が左右どちらかに傾くこともありません。
ただし、足の血流が悪くなりやすく、また、膝への負担も他の座り方に比べると大きくなってしまいます。
床に座る場合は、座椅子やクッションなどを使うのもおすすめです。
椅子に座る場合
椅子に座る場合、
- お尻を一番後ろまで引く
- かかとを床につける
- ひざと股関節の高さをそろえる
- 背筋を伸ばす
の4つが、特に意識すべきポイントです。
前傾姿勢になったり、足を組んだりしないように注意しましょう。
背もたれに背中がくっつかない場合は、クッションを挟むのが効果的です。
腰痛を治すストレッチ3選
姿勢矯正による腰痛改善は、根本的な対策にはなりますが即効性に欠けます。
ストレッチも行い、素早く腰痛から解放されましょう。
子供のポーズ
子どものポーズは、ヨガの代表的なポーズの一つです。
腰のあたりを集中的にストレッチすることができます。
- 正座をして、両膝を軽く開く
- 両手を床について、上体を少しずつ倒していく
- おでこを床につけその体勢を1分キープする
これを、1日1回程度行います。
腰痛改善だけでなく、精神面のリラックスも期待できるポーズです。
猫のポーズ
猫のポーズも、ヨガの代表的なポーズの一つです。
肩から腰まで、背中全体を伸ばすことができます。
- 手のひらと膝を肩幅に開き、床について四つん這いになる
- 息を吐きながら背中をまるめ、視線を床からおへそに移していく
- お腹をへこませ、30秒キープする
- 息を吸いながら背中を反らせて、天井を見上げ30秒キープする
これを、1日3回ほど行います。
背骨全体に効果があるため、腰痛だけでなく、肩こりの改善も期待できるストレッチです。
腰のツイスト運動
腰のツイストは、腰回りの筋肉をほぐすためのストレッチです。
テレビで紹介されている方法でもあります。
- 両手を大きく開き、脚は閉じたまま仰向けになる
- 左脚を、膝を直角に曲げた状態で上げ、膝が床に着くまで右に倒す
- 左手を右手に重ね、ゆっくりと左手を元の位置に戻す
- 深呼吸しながら、10秒ほど姿勢をキープする
左右に1回ずつ倒すのを1セットとして、1日1~2セット行います。
ツイスト運動によって、腹筋の引き締めも期待できます。
おすすめの姿勢矯正グッズ
正しい姿勢を自分で意識し続けるのが難しい人は、姿勢矯正グッズを利用するといいでしょう。
おすすめのグッズを2点、紹介します。
クリスチャンココ
楽天ランキングで3部門1位獲得のクリスチャンココは、ただ押さえつけるのではなく、最適な加圧で骨盤をケアしてくれます。骨盤から全身のバランスを整え理想のスタイルへとあなたを導きます。本気で骨盤ケアをしたい方に最もおすすめのグッズです。
グラマラスパッツ
グラマラスパッツはお腹から下半身全体をサポートする加圧レギンスで、骨盤矯正をフルサポートしてくれる、頼れるインナーです。日々の生活でいつでも骨盤ケアをしたい方におすすめできます。
横座りの注意すべき症状
横座りをしたときに、体の一部に痛みや違和感を感じる場合、その部位に不調が起きている可能性があります。
症状に合わせて確認し、必要であれば医療機関を受診してください。
横座りすると膝が痛い
横座りすると膝が痛い場合、変形性膝関節症という症状が考えられます。
変形性膝関節症は、加齢や肥満などによって膝の軟骨がすり減ってしまう病気です。
悪化すると、正座や横座りなど膝への負担が大きい動作ができなくなるほか、膝の曲げ伸ばしも困難になることもあります。
横座りすると股関節が痛い
横座りすると股関節が痛い場合に考えられるのは、変形性股関節症という症状です。
変形性股関節症は、太ももの骨がねじれるような動作を繰り返したことによって、股関節の軟骨がすり減ってしまう病気です。
横座りは、太ももの骨がおおきくねじれます。
よって、変形性股関節症の方は、横座りの際に痛みを感じてしまいます。
横座りができない
横座りができない、もしくは片方だけやりづらいという場合に考えられるのは、骨盤の歪みです。
骨盤が歪んで、腰骨が左右のどちらかに傾いていると、横座りができないなどの症状が現れます。
また、骨盤の歪みは腰痛も引き起こしてしまいます。
ストレッチなどによる改善をめざしましょう。
横座り まとめ
今回は、腰痛改善に効果的な座り方を紹介しました。
床に直接座る場合も、椅子に座る場合も、骨盤を立てることを意識しましょう。
腰痛改善には骨の歪みを治す必要があり、1日で治ることはありません。
日々の継続が大切なので、コツコツ続けていってください!